Cambodia Together




 我国とカンボディアとの関係は、1932年に森本右近太夫一房がアンコールワットを
参詣したことに始まります。

 その後、1940年に第二次世界大戦への流れの中で、日本軍がカンボディアを侵略す る不幸な事件が起こりましたが、終戦後わずか十年で日本・カンボディア友好条約が締結 されました。その後は、経済的協力協定を中心に様々な取り決めが行われ両国間政府レベ ルでは、真の友好関係を築こうとあらゆる施策がなされています。

 また、カンボディアの現地マスメディアにおいても、日本の情報が頻繁に流されていま す。例えば日本との経済協力協定の署名・調印式の模様等が、必ずテレビ・ラジオのニュ ース番組で中継されていることからも、一般市民にも、日本が多大な協力・援助を行なっ ている事実が理解されていると言っても過言ではないでしょう。  カンボディア人は日本がアジア地域に属しており仏教文化を共有している事もあり、伝 統的に親近感を有しています。また、大戦中カンボディアに進駐した旧日本軍が、カンボ ディア人に対してほとんど被害を与えなかったこともあり、いわゆる対日後遺症が殆どあ りません。

 日本は1991年の和平プロセスと、その後のあらゆる面での復興に主導的な役割を果 たしていることもありカンボディア人の日本に対する信頼感は極めて大きいものとなって います。

 しかしながら、民間レベルでの交流は、まだまだ活発とは言えません。例えばカンボデ ィアに進出している建設業者は、僅かに5社にすぎず、この内4社は主に無償資金協力関 係としての出張所的常駐であり、現地法人を開設している業者は1社に過ぎません。

 投資面においては、1994年より、住友商事の出資(投資総額約200万ドルの内、 50%を出資)による亜鉛鉄板向上が操業を開始している他、1995年8月迄にもトヨ タ通商出資(投資総額約120万ドルの内、51%を出資)の自動車サービス工場が開設 されていますが、カンボディアの近隣諸国よりの投資と比較すると、極めて限定されてい ることが現実です。

 人的交流においても、カンボディア在住邦人は200人余り、それに対して在日カンボ ディア人は1200人余りと、ほとんど交流がなされていないのが現状です。