カンボディアは、東はベトナム、西はタイに接し、発展著しい東南アジア諸国 の中心に位置し、今後東南アジア経済圏が、AFTAという形で大合同していく 中で、重要な位置的意義を有する国です。歴史的にも、東南アジア地域において 最も古い統一された王国を建国した地でもあり、その歴史的文化的遺産がアンコ ールトム/アンコールワットを始めとして多数現存しており、このような巨大建 造物を造形した王国の存在は、カンボディアの国土の肥沃さ、位置的重要性の証 左でもあります。しかしながら、1970年代から二十数年続いた悲惨な内戦は、国土の荒廃を招き、 又、数百万人といわれる多数の犠牲者を出しましたが、UNTAC管理下の総選 挙を経て、1993年制憲議会において新憲法を採択し、現在のシアヌーク殿下を国 王とする立憲君主制のカンボディア王国が成立し、国情が安定を見たところであ ります。
カンボディアは、日本の国土の約半分の面積を有し、その内平地部分が約70% と極めて恵まれた肥沃な国土を持ちながら、人口は約1千万人に留まり、且つ国 民の50%が20歳未満という国勢にあります。
内戦により、文明的・文化的基盤の大半を喪失した現在、我国をはじめ世界的 支援が実施され、今後さらなる支援が行われようとしています。
このような中で、我国国内においては、内戦の国というイメージのみが強調さ れておりますが、カンボディアの位置的重要性、発展性、人的資源等を見た場合、 我国におけるカンボディアとの交流は、民間レベルにおいても、極めて重要であ り、我国とカンボディアとの経済交流は、我国の民間企業における経済的合理性 を充足しつつ、且つカンボディアの経済的厚生にも寄与できるものであると確信 するものです。
今般、カンボディア政府より日本とカンボディアの文化経済交流並びに、カン ボディアへの我国からの民間企業の投資を促進すべく、幅広いご協力ご支援を賜 るところとなりました。
この4月6日より当協会にてカンボディアに派遣しました経済交流ミッション に対し、ラナリット第一首相、フンセン第二首相、観光大臣、大蔵大臣、通産大 臣、シュムリアップ州知事、プノンペン市副市長などの方々、並びにカンボディ ア在日大使館およびカンボディア日本大使館より、当協会の趣旨・事業につき、 公式・非公式のご協力ご支援についてのご了解を直接頂いており、今後日本とカ ンボディアの文化・経済交流について、中心的役割を果たしてまいる所存であり ます。